[ご注意]
当記事は2014年4月18日時点の情報をもとに、iPhone5(iOS7.1)を使用して執筆しています。
最新のiOS、iPhone(iPad/iPod touch)とは異なる場合がありますのでご注意ください。
iPhoneにはフォトストリームという便利でチョット分かりづらい機能があります。
でも、利用環境によってはフォトストリームをオススメできない場合もあります。
「ベスト!!」なんて言っておきながらゴメンナサイ。
そこで今回は、フォトストリームの機能をおさらいして、どんなユーザーに向いているかを書こうと思います。。
フォトストリームとは?
写真を共有するための機能で、利用にはiCloudアカウントが必要です。
「自分のフォトストリーム」と「共有フォトストリーム」があり、前者は同じiCloudアカウントを設定した端末間で写真を共有できます。
後者は特定の人物間、もしくは誰とでも写真を共有できます。
では、今回も「自分のフォトストリーム」について説明していきます。
「カメラロール」と「フォトストリーム」の違い
カメラロールは、標準の写真アプリにあるアルバムです。
標準のカメラで撮影した写真・動画(ビデオ)、他のアプリから保存した写真・動画(ビデオ)はすべてここに登録されます。
自分のフォトストリームは、カメラロールの写真を他の端末と共有するためのアルバムです。
「自分のフォトストリーム」の特徴
1.利用開始の設定が必要
「設定」アプリからiCloudアカウントを登録し、「自分のフォトストリーム」を有効化すると利用できます。
2.カメラロールの写真をWi-Fi接続時に自動保存
「自分のフォトストリーム」に手動で写真を追加することはできません。
また、カメラロール以外のiTunes同期した写真は保存されません。
Wi-Fi環境以外で撮影(保存)したカメラロール写真は、Wi-Fi接続時に「自分のフォトストリーム」へ同期します。
3.最大1,000枚30日間保存の容量制限
「自分のフォトストリーム」の保存枚数は最大1,000枚まで。
超過すると古い写真から順に削除されます。
また、「自分のフォトストリーム」の保存期間は最大30日間で、超過した写真は削除されます。
つまり、「自分のフォトストリーム」は、直近の1,000枚以内、かつ、保存から30日以内の写真に限られるということになります。
4.動画は保存できない
「自分のフォトストリーム」に動画を保存することはできません。
5.2048ピクセル以下にリサイズされる
iPhone上の「自分のフォトストリーム」写真は、解像度が2048ピクセル以下に縮小されます。
6.撮影日順に並ぶ
カメラロール写真は保存(登録順)ですが、自分のフォトストリーム写真は撮影日順に自動で並び替えられます。
撮影日情報が無い場合は、カメラロールへの保存日で並び替えます。
自分のフォトストリームはカメラロール写真のバックアップになるのか?
間違ってカメラロールの写真を削除しちゃった!
iPhoneのバックアップはとっていないっ!
il||li (つω-`*)il||li
うーん、焦りますよね。私も経験があります。何度も。
そんな時に「自分のフォトストリーム」は役立つかもしれません。
。+゚☆。+゚☆ндρρчヽ( *´∀`*)ノндρρч☆゚+。☆゚+。
しかし、上記のような特徴がある「自分のフォトストリーム」なので撮影日(保存日)が古い写真は残っていない可能性があります。
最新の写真でも撮影(保存)後にWi-Fi接続していないと「自分のフォトストリーム」に保存されませんし、動画は対象外。
ガ━━Σ(o゚Д゚op)p━━ン!!
だから、「自分のフォトストリーム」を「カメラロール」のバックアップと安易に考えるのは危険です。
「自分のフォトストリーム」って使った方がいいの?
他の端末でiPhone写真を使いたいときに「自分のフォトストリーム」はとっても便利☆
以下の3点をすべて満たすiPhoneユーザーに「自分のフォトストリーム」利用をオススメします。
- Wi-Fi接続を使うことが多い
- iPhoneからMacやWindowsPCへ写真を読み込む頻度が多い、もしくはiPhone以外にiPad・iPodtouch・AppleTVを所有している
- iPhoneの容量に余裕がある
実は「自分のフォトストリーム」ってiPhoneの容量を使用するんです。
1,000枚の写真を保存していた私は、1GB以上使っていました。
自分のフォトストリームは他の端末との共有を目的とした機能なので、iPhoneだけの利用には向きません。
カメラロールのバックアップは、iCloudバックアップや他のオンラインストレージサービスを検討しましょうね。