私は、直近の撮影写真・動画をiPhoneにできるだけ多く保存しておきたいのでiCloud写真(iCloudフォトライブラリ)を利用しています。

空き容量対策とバックアップが目的なので、「オリジナルをダウンロード」ではなく「ストレージを最適化」を有効にしています。
私にとってiCloud写真(iCloudフォトライブラリ)はとても便利で欠かせないサービスですが、標準写真アプリ以外では写真・動画が正しく表示されないことがあります。
そこで今回は、iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)の最適化データを他のアプリでも扱えるようにする簡単な裏ワザを紹介します。
iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)の最適化とは
iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)で「iPhoneのストレージを最適化」を有効にすると、iPhone本体にある写真・ビデオのデータのサイズを自動的に縮小します。
見た目の大きな変化はありませんが一部の写真・ビデオは表示用サムネイル(小さなサイズのデータ)に置き換えられ、オリジナルデータはiCloudストレージ上に保管されています。
最適化されたデータを表示することはできますが、そのままの状態では編集や再生することはできません。
下の例では、4つのピンク色の枠がオリジナルデータ(フル解像度の写真)で、それ以外は最適化されています。
iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)の最適化に対応していないアプリから参照すると、4つのピンク枠の写真以外は表示されません。
iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)に対応したアプリも増えていますが、他のアプリで使用したい写真・ビデオはあらかじめオリジナルをダウンロードしておいたほうがスムーズです。
iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)の最適化データを他のアプリで使う前にやっておくこと
オリジナルデータのダウンロードは、下記のa.またはb.のタップ操作だけでOKです。
a.標準写真アプリの編集機能を利用する
写真・動画を拡大表示(1枚表示)して、画面右上のの編集ボタンをタップします。
最適化画像の場合、「ダウンロード中」という表示があらわれるので、ダウンロードが完了するのを待ちます。
ダウンロードが完了したら、画面左下のキャンセルボタン(×印)をタップします。
b.標準写真アプリの共有機能を利用する
オリジナルデータをダウンロードしたい写真・動画を選びます。複数選択もOK。
選び終えたら、画面左下の共有ボタンをタップします。
共有メニューがあらわれるので、中段に表示されているアプリのいずれかをタップします。
「準備中」という表示があらわれるので、しばらく待ちます。
ダウンロードが完了したら、共有画面をキャンセルします。
以前は、iPhone標準写真アプリで写真・動画を1枚表示(拡大表示)にすると時計のようなマークがあらわれて、オリジナルデータをダウンロードできました。
今は、1枚表示にしただけではオリジナルデータをダウンロードできない場合もあります。
今回紹介した裏ワザを使えば確実にオリジナルダウンロードできるので、覚えておくと慌てずに済みますよ。
ただし、写真やビデオの右下にビックリマーク(!)が表示されているときは正常にダウンロードできず、「写真をダウンロードできません」「共有できません」の警告が表示されることがあります。
その場合の対処法を別記事にまとめましたので併せてご覧ください。
iPhoneの写真やビデオのビックリ(!)マークを消すには?「読み込めません」とエラー表示されたときの対処法