【iPhoneお悩み相談】写真のバックアップにiCloud写真は向いている?

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「さくっとふぉとらいふ」では写真整理アドバイザーの資格をもつ私、あいこうらが皆様からのお悩み相談にお答えしています。

今回は、iPhoneにある大量の写真を守るためiCloud写真をオンにするかお悩みのユーザーからのご質問に回答します。

私は写真をよく撮るため、iPhoneに写真のデータが40ギガ弱あります。
現在はiCloud写真をオフにしていますが、iCloudストレージの容量を増やしてiCloud写真をオンにするかで迷っています。

先日、知人のiPhoneが急に初期化し、写真を含めたデータがすべて削除されて元に戻らないという話を聞きました。

私は写真がとても大事なので、有料のiCloudストレージを契約してでも写真を守りたいと考えています。
iPhoneにある写真のバックアップにiCloud写真は向いているのでしょうか?
メリット・デメリットを含めたアドバイスをお聞きしたいです。

大切な写真を守るため、バックアップとしてiCloud写真をオンにすることはおすすめしません。
iCloudバックアップ(またはコンピュータで作成するバックアップ)を適宜実施される方が、不測の事態に備えられます。

iCloud写真がバックアップに向かない理由は2つあります。

過去の状態に戻すことができない

iCloud写真はiPhoneにある写真・ビデオを、iCloudストレージに自動で保存して最新の状態を保ちます。

操作ミスで削除したりiPhoneの不具合で写真が消えた場合、その状態をiCloudストレージに上書き保存するため元に戻すことはできません。

iPhoneのバックアップに含まれない

iCloud写真をオンにしたiPhone本体のバックアップに標準の写真アプリのデータは含まれません。
iCloudバックアップもコンピュータで作成するバックアップも、iCloud写真をバックアップの対象外としています。

このため、Apple社もiCloud写真(にある写真とビデオ)のコピーを作成することを推奨しています。

iCloud写真がオフであれば、iCloudバックアップ(またはコンピュータで作成するバックアップ)によってiPhone標準の写真アプリをバックアップ作成時点の状態に戻すことができます。

以上の理由からiCloud写真はバックアップには不向きですが、他の機器から利用しやすいメリットがあります。

例えば、故障や紛失によりiPhoneが使えないときは、他の機器にiCloud写真の設定をすれば写真とビデオを復元できます。
インターネットがつながる環境であればいつでもどこでもiCloud.comからiCloud写真にある写真とビデオを見られます。

参考までに、私自身はiCloud写真を利用中ですので、iCloud写真のバックアップとして他のオンラインストレージやデジタル機器を併用しています。

iPhoneの写真とビデオをバックアップするオススメの方法をまとめた記事も併せてご覧ください。

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