PCにある写真をiPhoneにコピー(転送)する方法のひとつに「iTunes同期」があります。
iPhone・iPadとPCとをケーブルで接続した状態で「iTunes」というソフトを起動し、PCにある写真をiPhone・iPadへコピー(同期)します。
(詳しい手順は、Apple公式のサポートサイトで「写真を iTunes で手動で同期する」参照)
iTunesで同期すると、コピー元のPCにあるフォルダ内に「iPod Photo Cache」というフォルダが自動で作成されます。
これって一体なんなんでしょう?
「iPod Photo Cache」フォルダはなぜつくられる?
Apple公式のサポートサイトでは「iPod Photo Cache」を「キャッシュフォルダ」と解説しています。
「iTunes は、これらのフォルダの中に、デバイスに最適な形式で写真を保管します。」という一文も。
参考:iTunes:「iPod Photo Cache」フォルダについて
この解説は2017年12月14日に更新された内容で、以前はこのように表現していました。
実は、iPhoneやiPadに「iTunes」を介してPCから同期する写真は自動でリサイズ(縮小)されます。
そのキャッシュが「iPod Photo Cache」フォルダに保存されるのです。
「iTunes」で同期した写真はどれくらいリサイズされるの?
iPhone7Plusを使って検証してみました。
オリジナルデータの画像サイズは「4,000×6,000ピクセル」、ファイルサイズは11.1MBです。
サイズはMacから確認しました。
この写真をiTunesで同期してiPhone7Plusへ転送すると・・・
画像サイズは「1,536×2,304ピクセル」、ファイルサイズは599KBに!
4年前に検証したときは、
画像サイズ「2,448×3,264ピクセル」の写真をiTunesで同期してPCからiPhone5へ転送すると、
画像サイズが「1,536×2,048ピクセル」に縮小されていました。
オリジナルデータとiTunesで同期した写真を比較した結果がこちら。
その一方で、同じ写真をPCとiPad第4世代とでiTunes同期すると画像サイズは同じでした。
Apple公式サポートの解説にある「最適化」の内容はiPhone・iPadのモデルによって異なりますが、
「iTunes」で同期すると写真をリサイズする・しないにかかわらず「iPod Photo Cache」フォルダが必ず作成されることがわかりました。
「iPod Photo Cache」フォルダって削除していいの?
Apple公式のサポートサイトでは、
と説明しています。
参考:iTunes:「iPod Photo Cache」フォルダについて
私は「iTunes同期」が完了すると「iPod Photo Cache」を削除していますが、
特に問題が生じたことはありません。
ただし、Macで「写真」アプリや「iPhoto」「Aperture」を同期している場合は、
「Photo Cache」のフォルダがライブラリ内にパッケージされているので注意が必要です。
Apple公式のサポートサイトを必ずご確認くださいね。