PCにある写真をiPhoneで使いたい!
そんなときはどうしていますか?
Appleの公式サイトでは「iCloud写真」や「iTunes」を使って、コンピュータからiPhoneへ写真を転送する方法を紹介していますが、それ以外の方法もあります。
今回は「iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)」も「iTunes」も使わずケーブルレスでPCからiPhoneへ写真を転送する方法をご紹介します。
iCloud Drive(ファイル)を利用する
iCloud Drive(ファイル)に保存したデータは、同じアカウントでiCloudにログインしたiPhoneとPC間で同期されます。
または、PCのWebブラウザからiCloud.comにアクセスして利用することもできます。
「iCloud Drive」にアップロードしたデータを、iPhoneの「ファイル」アプリ(iOS10以前は「iCloudDrive」アプリ)で取り出します。
ファイル数が多いと、無料で使えるiCloudの容量(5GB)をオーバーしてしまうので気をつけましょう。
iCloudドライブの利用条件や初期設定の方法など、詳しくはAppleのサポートサイト「iCloud Drive を設定する」をご覧ください。
「マイフォトストリーム」を利用する
フォトストリームを有効にしている場合、PCの写真を「マイフォトストリーム」に保存すると、iPhoneの標準写真アプリで扱うことができます。
ただし、新しく作成されたアカウントは「マイフォトストリーム」を利用できません。
詳しい使い方は、Appleのサポートサイト「iCloud: マイフォトストリームを設定する」をご覧ください。
「動画は利用できない」「iPhone側では写真サイズが縮小される」「上限1,000枚、保存期間は30日間」と様々な制限がありますが、iCloud Driveとは異なりiCloudストレージの容量を消費することはありません。
iCloud Drive以外のストレージサービスを利用する
WebブラウザからPCの写真をアップロードし、iPhone側で専用アプリ(もしくは、SafariなどのWebブラウザ)からダウンロードします。
基本的にアカウントの登録が必要ですが、無料で利用できる容量は2GBから15GBまでサービスによって様々。
代表的なストレージサービスはこちら。
Google(Googleフォト・Googleドライブ)
Googleアカウントが必要、無料で15GBまで利用可能。
Google フォト
https://photos.google.com/?hl=ja
Google ドライブ
https://www.google.com/intl/ja_ALL/drive/
Dropbox
Dropboxアカウントが必要、無料で2GBまで利用可能。
Dropbox
https://www.dropbox.com/ja/
iCloudドライブも、それ以外のオンラインストレージサービスも、インターネットのつながる環境下であれば、いつでもどこでも写真・動画をやりとりできるのがメリットです。
ワイヤレス(無線)転送用アプリを利用する
アプリを起動させた状態で、PC側のWebブラウザに(アプリが指定する)URLを打ち込んで写真をアップロードするとiPhoneの標準写真アプリに転送することができます。
PCとiPhoneが同じWi-Fi環境の場合に使える方法です。
私が愛用しているのは有料のアプリ「PhotoSync」です。
PC側にも専用のソフト(アプリ)をインストールすると、
Webブラウザを介さなくても写真やビデオを転送することができます。
iPhoneの写真を管理する無料のアルバムアプリに無線転送機能がある場合も。
お使いのアプリをチェックしてみてはいかがでしょう。
転送用アプリは初期設定や操作方法がわかりづらいのがネックですが、PC側にiCloudの設定をしていない場合やオンラインストレージサービスを使いたくない場合におすすめの方法です。
iPhoneで使えるUSBメモリを利用する
インターネットに接続せずにPCとiPhone間でデータをやりとりできるUSBメモリはひとつあると重宝します。
これまでに紹介した方法はすべて、PCもiPhoneもインターネットにつながる環境下であることが大前提。
ファイル数が多かったり、動画が含まれると転送に時間がかかるし、
Wi-Fi環境を使えない場合はデータ通信量が大量になってしまう恐れも・・・。
PCにあるデータをiPhoneで使うことが多いのであれば、Lightning対応のUSBメモリの購入を検討するのも一案です。
iPhoneで使えるUSBは容量に応じて価格も様々ですが、Appleの正規ライセンス「MFi(Made For iPhone/iPad/iPod)」認証を受けた製品を購入するようにしましょう。
「AirDrop」を利用する
最後に紹介するのは、Mac限定の機能「AirDrop」です。
MacからiPhoneに写真・動画をワイヤレス送信することができます。
Appleのサポートサイト「AirDrop を使って Mac からコンテンツを送信する」に詳しい手順が載っているのでご覧ください。
Macユーザーであれば、この方法がもっとも簡単ですが・・・
2011年以前のMacやOSのバージョンが古い場合はこの方法を使えません。
私はまさに、そのケースで「AirDrop」を利用できません。
(詳しくは、「Yosemite」をインストールしたMacでiPhoneとのAirDrop機能が使えないワケをご覧ください。)
私はiCloud写真を利用していますが、Mac側で「写真」アプリを起動して写真・動画の同期が完了するまで時間がかかるので、普段は「PhotoSync」で転送しています。
ファイル数が多かったり動画があるときはiPhone側の空き容量も気がかりなので、Lightning対応のUSBメモリを使うこともあります。
iPhoneの写真をUSBメモリに取り込むには?Lightningコネクタ搭載USBメモリーのメリットとデメリット
みなさんもベストな方法を見つけてくださいね。