最新のiOS14(2020年9月17日公開)はiPhoneユーザー待望の「ピクチャ・イン・ピクチャ」ができるようになりました。
「ピクチャ・イン・ピクチャ」は動画やビデオ通話画面を縮小表示し、再生しながら他のアプリを操作できます。
「ウインドウサイズと位置は自由に変えられるし、一時停止したり、元のアプリに戻るのも自在!
今回は「ピクチャ・イン・ピクチャ」のやり方と利用できるアプリを解説します。
標準写真アプリにあるビデオやYou Tube動画を「ピクチャ・イン・ピクチャ」する裏技も紹介!
You Tube動画は仕様変更により「ピクチャ・イン・ピクチャ」できない時期がありましたが、再び同じ方法でできるようになりました。
このようにタイミングや環境によって「ピクチャ・イン・ピクチャ」を利用できない場合があることをご了承ください。
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「ピクチャ・イン・ピクチャ」のやり方
「ピクチャ・イン・ピクチャ」はiOS14へアップデートしたiPhone・iPod touchとiPadOS以降のiPad対象機種で使えます。
設定アプリを起動し、[一般] > [ピクチャ・イン・ピクチャ]の順にタップして[ピクチャ・イン・ピクチャを自動的に開始]がオン(有効)であることを確認しましょう。
動画の再生、またはビデオ通話を開始したら[ピクチャ・イン・ピクチャ]ボタンをタップします。
すると、ビデオの画面が小さくなって画面の隅に移動します。
ホームボタンを押して(Face ID対象機種は画面下部の中央から上へスワイプ)、ホーム画面へ移動するだけでもOK。
ビデオの画面を全画面表示に戻すには右上のボタンを、
再生を終了するには左上のキャンセルボタンをタップします。
左右どちらかの端にドラッグするとビデオ画面を非表示にできます。
(再生は続くので音声は残ります。)
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なぜ?「ピクチャ・イン・ピクチャ」できない理由
「ピクチャ・イン・ピクチャ」はすべてのアプリで利用できるわけではありません。むしろ、対応アプリは少数派。
動画視聴・配信アプリでは、執筆時点で「AppleTV」「Amazon プライム・ビデオ」「Netflix」が対応しています。
対応アプリも、プレビュー表示では「ピクチャ・イン・ピクチャ」を使えません。
ビデオをタップするなどして全画面表示にしましょう。
全画面表示にしているのに[ピクチャ・イン・ピクチャ]ボタンが表示されない場合、ホームボタンを押すと(Face ID対象機種は画面下部の中央から上へスワイプ)、利用できます。
標準写真アプリのビデオやスライドショーは「ピクチャ・イン・ピクチャ」に対応していません。
執筆時点で「You Tube」「AbemaTV」「Hulu」「TVer」「DAZN」の各公式アプリも「ピクチャ・イン・ピクチャ」を利用できません。
でも、標準写真アプリにあるビデオや「You Tube」の動画は、裏技を使えば「ピクチャ・イン・ピクチャ」できます。
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「You Tube」の動画をピクチャ・イン・ピクチャする裏技
「Safari」や「Chrome」などWebブラウザアプリは全画面で動画を再生すると「ピクチャ・イン・ピクチャ」を利用できます。
(コンテンツによっては利用できない場合もあります。)
You Tube動画は仕様変更により「ピクチャ・イン・ピクチャ」できない時期がありましたが、再び同じ方法でできるようになりました。
このようにタイミングや環境によって「ピクチャ・イン・ピクチャ」を利用できない場合があることをご了承ください。
「You Tube」のアプリで「ピクチャ・イン・ピクチャ」できなくても…
[共有]ボタンで[コピー]を選び、「Safari」または「Chrome」のURL入力欄(検索バー)に貼り付けて表示します。
動画をタップしてメニューを表示し、右下の全画面表示ボタンをタップします。
全画面表示に切り替わったら[ピクチャ・イン・ピクチャ]ボタンをタップします。
有料プラン「YouTubeプレミアム」に登録していなくても、Webサイトからの視聴であれば「ピクチャ・イン・ピクチャ」できます。
You Tubeアプリが起動してしまう場合は、リンクを長押しして[新規タブで開く]を選択しましょう。
同じような手順で、例えば「Googleフォト」にある動画も、公式アプリではなくWebブラウザアプリで再生すると「ピクチャ・イン・ピクチャ」できるようになります。
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標準写真アプリにあるビデオをピクチャ・イン・ピクチャする裏技
「iCloud写真」を利用中であれば、Webブラウザアプリで「iCloud.com」からビデオを視聴すると「ピクチャ・イン・ピクチャ」できます。
「iCloud写真」を利用していない場合は、共有アルバムを活用しましょう。
(共有アルバムに保存した写真とビデオはiCloudに保管されますが、iCloudストレージを消費しません。)
共有アルバムの作り方はApple公式サイトをご覧ください。
作成した共有アルバムを開き、右上の「メンバー」ボタンをタップして「公開Webサイト」を有効(緑色)にします。
リンクURLが作成されるのでコピーして、WebブラウザアプリのURL入力欄(検索バー)に貼り付けて表示します。
再生を開始し、「ピクチャ・イン・ピクチャ」ボタンをタップします。
このように、純正アプリでは「ピクチャ・イン・ピクチャ」できなくてもWebブラウザアプリを使えば利用できることもあります。
ぜひお試しください。