私はビデオカメラで撮った動画を「Googleフォト」や「みてね」に保存することがあるのですが、後から見返そうとしたら日付がぐちゃぐちゃで探し出せずに困った経験があります。
スマホで撮った動画は撮影日時のまま取り込まれているのに、なぜなんでしょう…
今回は「Googleフォト」などのアルバムに保存した動画の日付がずれる理由と対策を紹介します。
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動画の日付が撮影日とズレて保存されてしまうのはなぜ?
動画の日付がずれてしまうのは、データ内部から撮影日を読み取ることができず他の日付で置き換えているからです。
一般的な写真(静止画)データは撮影日時や場所、撮影に使用したカメラなどの情報を保有しています。
この撮影情報はExif(イグジフ/エグジフ)と呼ばれるもので、カメラの設定や写真を共有するときに削除されることもあります。
一方、動画データはExifのような統一規格が無く、写真(静止画)データよりも複雑です。
「作成日(または、更新日)」を撮影日とみなして取り扱うこともあります。
「動画を撮影した日時」と「動画データを作成した日時」は似て非なるもので、アプリやソフトを使って読み込んだりコピーしたり編集を加えたりすると撮影日と作成日にズレが生じます。
動画をパソコンに取り込むと撮影日情報が消える?
カメラやスマホからパソコンへ動画を取り込むときに使用したソフト・アプリによっては撮影日情報が失われることもあります。
例えば、ソニーが提供する動画管理ソフト「PlayMemories Home」は撮影日時などの情報を別ファイルで管理しています。
「PlayMemories Home」で動画を楽しむ分には良いのですが、他のソフト等から動画を利用するときに撮影日情報を読み取ることができません。
このように動画の編集や管理ができるソフトの仕様によっては、そのソフトでしか撮影日がわからなくなることもあるので注意が必要です。
動画の日付を撮影日のまま「Googleフォト」「みてね」に保存するには?
動画を撮影したスマホやビデオカメラから直接アップロードすると撮影日で保存されます。
他のソフトやアプリを介さずパソコンに動画データをコピーしてからアップロードすることで撮影日のまま保存できる場合もあります。
ビデオカメラで撮影した動画をパソコンにコピーしてアップロードする
例として、ビデオカメラで撮影した過去の動画をパソコンにコピーしてGoogleフォトにアップロードしてみます。
この動画の撮影日は2017年9月10日です。
ビデオカメラとパソコンをケーブル接続して(ビデオカメラ内の)ファイルを確認します。
作成日と変更日は2017年9月10日で撮影日と同じです。
この動画ファイルをパソコンにコピーします。
この時点でも作成日と変更日は2017年9月10日のまま。
パソコンにコピーした動画ファイルをグーグルフォトにアップロードした結果、2017年9月10日で保存されました。
家族向けの写真・動画共有アプリ「みてね」にも登録してみましたが、同様の結果でした。
iPhoneで撮影した動画をパソコンにコピーしてアップロードする
今度はiPhoneで撮った動画をパソコンにコピーして「Googleフォト」と「みてね」にアップロードしてみます。
iPhone標準のカメラ機能で2020年2月11日にビデオ撮影したAirDropでMacに送信しました。
ファイル情報を確認すると作成日と変更日がパソコンにコピーした日時になっています。
でも、「Googleフォト」にアップロードすると撮影日の2020年2月11日で保存されました。
実は、iPhoneの標準カメラアプリでビデオ撮影した動画の保存形式(mov)は独自の撮影情報(timed metadata)を保有しています。
「Googleフォト」では本来の撮影日で登録されましたが、「みてね」にアップロードするとパソコンにコピーした日時で保存されました。
今回は検証のためにiPhoneにある動画をパソコンにコピーしてから「みてね」にアップロードしましたが、スマホで撮った動画はスマホから登録するようにしましょう。
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