iPhoneの標準写真アプリには「スライドショー」機能があります。
複数の写真や動画を連続で再生したいときに便利!BGM付きテーマとトランジション(切り替え効果)が自動で適用されるから、素敵なビデオを簡単につくることができます。
でも、シェアしたり、ビデオとして保存することができないのが難点。
そう思っていたのですが…実は、ちょっと工夫するだけでスライドショーを保存することができるんです。しかも、高画質。
というわけで今回は、iPhone標準写真アプリで写真やビデオのスライドショーを保存する裏ワザを紹介します。
以降の操作画面はiOS14.0をインストールしたiPhoneSEを使用しています。
(一部はiOS13.2.2をインストールしたiPhone7Plusを使用)
iOSのバージョンが異なる場合は利用できる機能や操作手順が異なることがあります。ご注意ください。
スライドショー・ムービーを作成して保存する手順
まず、スライドショーを作成したい写真とビデオを選択してアルバムに分類します。
スライドショーにする写真・ビデオは5枚以上(iOS13以前の場合は8枚以上)にしてください。
アルバムに分類する方法は、Apple公式のサポートサイトをご確認ください。
作成したアルバムを表示し、iOS14の場合は画面右上にある[・・・]ボタンをタップします
[メモリームービーを再生]ボタンをタップします
【iOS13の場合】
作成したアルバムを表示し、画面右上にある矢印(>)をタップします。
すると、再生ボタンのあるスライドショーっぽいものが登場します。
これは、iPhoneが自動で作成する「メモリー」の前段階です。
右上の三点リーダ(・・・)をタップします。
「再生」を選択します。
すると、スライドショーが自動再生されます。
再生中に画面をタップするか、再生が終わるとメニューバーが表示されます。
ここで、画面右上の編集ボタンをタップすると「"メモリー"に追加」のメッセージがあらわれます。
「メモリー」は撮影日や人物、イベントなどテーマに沿って自動で写真やビデオをピックアップするiPhone独自の機能です。
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OKをタップすると「メモリー」に追加されて編集画面があらわれます。
(この時点ではiPhone本体にスライドショーは出力保存されていません)
この編集画面ではタイトル・サブタイトルを変更したり、
タイトル(表紙)イメージを変更したり、
スライドショー・ムービー全体の再生時間を調整することができます。
音楽も変更可能。[ミュージック]をオフ(グレー)にしてBGMをなくすこともできます。
Apple Musicライブラリにある楽曲を使いたい場合はリストの最下部にある[ライブラリ]をタップして選択します。
このスライドショー・ムービーはiPhone側が自動で作成するため、アルバム内の写真や動画の一部しか取り込まれていないことがあります。
追加するには「写真とビデオ」をタップします。
画面左下の+ボタンをタップします。
アルバム内の写真・ビデオを選択して追加します。(アルバムにない写真・ビデオは選べません。)
再生の順序は撮影日が古→新の順で並びます。並び替えはできません。
ビデオ(動画)はここで再生範囲を調整できます。黄色い枠の両端をスライドするとトリミングできます。
ビデオの音量も「大」「小」「オフ」の3種類から選べます。
選択を終えたら、右上の完了ボタンをタップするとスライドショー・ムービーの編集画面に戻ります。
スライドショー・ムービーの編集を追えたら、右上の「完了」ボタンをタップします。
再生確認してOKであれば、スライドショー・ムービーをビデオとして保存します。
画面左下のシェアボタンをタップします。
「ビデオ保存」をタップすれば、スライドショー・ムービーを出力保存できます。
ビデオとして保存したスライドショー・ムービーはMOV形式(.mov)で解像度は1920×1080のフルハイビジョン画質(フルHD)です。
デフォルトでは横長(縦横比16:9)で作成されますが、縦長にすることもできます。
「ビデオ保存」するときのシェア画面で「オプション」をタップすると横方向か縦方向を選べます。
編集機能が少ないのでスライドショーをこだわって作りたい方には不向きですが、標準アプリで簡単に作成できるから色んなシーンで活用できます。
高画質で保存できるので、DVD(解像度720×480)やBlu-ray(解像度1920×1080)に残したいときにも使えるはず。