「iPhone 11 Pro Max」64GBモデルに機種変更から1ヶ月が経ちました。
相変わらず写真・ビデオを撮りまくり、ファイル数を着々と増やしていますが空き容量不足の警告は出ていません。

そう思い始めた或る晩、ふとiPhoneにある写真を確認するとファイル数が極端に減っていました。
写真・ビデオの数が8万枚超もあったのに…
約2,400枚まで減少。顔面蒼白。
[写真]タブの「すべての写真」だけでなく、[アルバム]タブの「最近の項目」も確認してみましたが、やはり2,400枚しかありません。
もちろん、自分で削除した覚えなどまったくありません。
思わず変な声が出てしまいましたが、心を落ち着けて「iCloud.com」にアクセスしてみました。
なぜなら、「iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)」を有効にしているからです。
iCloudアカウント(AppleIDとパスワード)でログイン後にhttps://www.icloud.com/photosを表示すると、「iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)」に保存した写真・ビデオをWebサイトから確認することができます。

でも、iPhone本体にはやはり2,400枚程しか写真がありません。
なぜ????
原因として考えられるのは、最新のiOSへアップデートしたこと。
iOSのアップデートによりiPhone本体にオリジナルデータがある写真・ビデオだけが残り、それ以外のデータは雲隠れしたのだと思われます。
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「iCloud写真」の「iPhoneのストレージを最適化」を有効にしていると、iPhoneの空き容量に応じて写真・ビデオを表示用サイズ(サムネイル)に縮小し、オリジナルデータはiCloudで管理します。
つまり、私のiPhoneには8万枚の写真があるように見えて実体は約2,400枚だけということですね。
写真・ビデオがiCloudストレージにあることは確認できたので安心して眠りにつきました。
そして翌朝、雲隠れしていた写真・ビデオが少しずつ姿をあらわし…
8万枚超の写真・ビデオが無事に戻ってきました。
写真のモバイルデータ通信設定(設定 > 写真 > モバイルデータ通信)を無効にしている場合、iCloudとの同期はWi-Fi接続に限定されます。
ファイル数が多いと、Wi-Fi接続でも元の状態に戻るまで時間がかかるので気長に待ちましょう。
「iCloud写真」はアップロードが完了してから(iCloudストレージにある写真の)ダウンロードがはじまります。
急いでいる場合は、「iCloud.com」から写真やビデオを個別にダウンロードするのも一案です。
右下にある[・・・]をタップしてダウンロードを選択しましょう。
Safariブラウザからダウンロードすると、iPhone標準の「ファイル」アプリに保存される場合があります。
iPhoneで画像保存できない!Safariからダウンロードした写真の保存場所はどこ?
今回、写真・ビデオが唐突に消えたのはiOSアップデートとiCloud写真の最適化利用が原因だったわけですが、それに気づくまでは動揺が止まりませんでした。
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iOS14でどう変わる?iPhoneのカメラと写真ライブラリの新機能まとめ
「iOS14」「iPadOS14」では写真ライブラリへのアクセス制限が強化されます。
標準写真アプリにある写真・ビデオを他のアプリから見られない場合はアクセス制限が原因の可能性があります。
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アクセス許可ってなに?iPhoneにある写真・ビデオが使えなくなったときの対処法【iOS14】
無事に戻ってきてホッとしましたが、クラウドサービスならではの消失リスクを痛感。
写真・ビデオの管理は一箇所に限定せず、複数のサービス・製品にバックアップしておくと安心ですね。