「クイックスタート」機能(iOS11以降に搭載)のおかげで、機種変更に伴うデータ移行がスムーズにできるようになりました。
データの転送方法は、直接転送する「iPhoneから転送」か、後からデータをダウンロードする「iCloudからダウンロード」か選べます。
時間はかかるけれど設定完了時にデータをすぐに使える「iPhoneから転送」を選んだのですが…
しばらく待つと「転送を完了できません」というエラー画面が表示されました。
このiPhoneには、もう一方のiPhoneからデータを転送するのに十分な空き容量がありません
設定をやり直すにはiPhoneをリセットしてください
これまで使っていたiPhoneのストレージは256GBなのに対し新しいiPhoneのストレージは64GBなので当然ですね。
機種変更によるストレージダウンの洗礼を早速浴びました。
ふりだしに戻り、「クイックスタート」も最初からやり直して「iCloudからダウンロード」を選択し、iCloudバックアップを復元しました。
(タップするとジャンプできます)
データ移行できない!iPhoneストレージの空き容量を増やすには?
私は、以前の機種から「iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)」の「ストレージを最適化」を有効にしています。
iPhone本体の空き容量が少なくなると、自動的に写真・ビデオがサムネイルに置き換わり使用容量を調整します。

しかし、(iPhoneの機種変更時の)データ転送に失敗したとなると、iCloudバックアップの復元も途中でエラーになってしまうかもしれません。
そこで、手っ取り早く空き容量を増やすためストレージの使用状況を確認して対処しました。
iPhone本体のストレージの使用状況を確認する
標準の設定アプリを起動し、一般 > iPhoneストレージ の順にタップします。
すると、インストールしたアプリとストレージ消費サイズを使用容量の多い順に確認できます。
バックアップの復元途中なので正確な数字ではありませんが「音楽」「電子書籍」アプリが早くも上位にランクインしています。
使用サイズの大きいアプリを削除、または取り除く
「音楽」「電子書籍」や一部の「ゲーム」は他の機器で利用することにして、新しいiPhoneからは削除する(復元しない)ことにしました。
「iPhoneストレージ」画面でアプリ名をタップすると詳細を確認できます。
「Appを取り除く」を選ぶと、Appのサイズを減らして書類とデータは保持します。
下の例だと、空き容量が約615MB(=Appのサイズ)増えます。
「Appを削除」を選ぶとアプリを丸ごと削除するので、Appも書類とデータも消えます。
下の例だと、空き容量が約625.9MB(=Appのサイズ+書類とデータ)増えます。
「ミュージック」アプリは、楽曲等(=書類とデータ)をまとめて削除することもできます。
ホーム画面からアプリを削除する場合、iOS13ではアイコンを長押しして「Appを並び替える」を選びます。
アイコンの左上にある×ボタンをタップするとアプリを削除することができます。
LINEのキャッシュを削除する
家族や友人との連絡に欠かせない「LINE」は、たとえストレージの使用量が多くても削除できません。
そこで、キャッシュを削除してストレージの使用量を減らします。
キャッシュは、よく使うデータをすばやく読み込んで表示するために内部に一時保存するしくみです。
LINEアプリを起動後に設定ボタン(ネジマーク)をタップし、トーク > データの削除 の順に選択します。
私はLINEで受信した写真・ビデオはすべてiPhoneに保存している(はず)なので、「キャッシュデータ」と「写真」「ボイスメッセージ」「ファイル」も削除しました。
「写真」「ボイスメッセージ」「ファイル」を削除すると、トークで表示されても読み込めなくなります。
アルバムに移したり、iPhoneに保存していない場合はチェックを入れないようにしましょう。
「すべてのトーク履歴」を削除すると、メッセージも含めすべてのデータが消去されてしまいます。
復元することができないのでチェックを入れてしまわないようにご注意を。
「非使用のAppを取り除く」を有効にする
ほとんど出番のないアプリはストレージの使用量が少なくても削除!
・・と潔くいきたいのですが、「いつか使う日が来るかも」と捨てらず片付けができないタイプなので、iPhoneの便利な機能に頼ります。
「非使用のAppを取り除く」を有効にすると、使用していないアプリを自動的に取り除きます。
書類とデータは保持されるので、再インストールすれば以前のように使えます。
この機能は、標準の設定アプリの「iTunes StoreとApp Store」で設定できます。
手っ取り早く空き容量を確保したかいあって、iCloudバックアップの復元は無事に完了。
今回の機種変更でiPhoneのストレージ容量を256GBから64GBへ減量しましたが、どうにか”足りる”状態になりました。
週末は子どもたちと公園へ出かけて200枚以上の写真とビデオを撮影しましたが、空き容量不足でカメラが使えなくなることはありませんでした。

機種変更をする前に空き容量対策をしておけば、データ転送やバックアップの復元ももっとスムーズに進められたと思います。反省。
🌟この記事を書いた”あいこうら” のトレンドPR🌟
最近買ってよかったと心から思うのがおもいでばこの新型モデル(PD-2000)です。我が家の動画鑑賞に欠かせません。
旧モデルはiPhoneで撮った4K動画に非対応で、一部の縦動画は90度回転していたのですがその不満も解消。
高かったけれどおもいでばこを買って本当によかった!