小学4年生の娘から自由研究のテーマについて相談を受けたので、「顕微鏡で身近なものを観察」を提案。
でも、顕微鏡なんて我が家にはもちろんありません。
だから、スマホで顕微鏡写真を撮ることができるグッズを手っ取り早く購入しました。
スマホが顕微鏡に変身!?「スマホde顕微鏡」とは??
学研ステイフルの「スマホde顕微鏡」は、本体の上にスマートフォンをのせてカメラアプリを起動させるだけで、画面を見ながら顕微鏡写真を撮ることができます。
アプリのインストールは不要で、ほどんどのカメラ付スマートフォンに対応しています。iPhoneもAndroidもOK!
3種類の交換レンズで倍率が選ぶことができて、スマートフォンのズーム機能を併用すると最大約80倍の拡大画像を観察できます。
子どもと一緒に観察する前に…「スマホde顕微鏡」の準備と使い方
「スマホde顕微鏡」は、レンズプレートとライトボックスを装着済の本体のほか、スライドガラス2枚と交換用レンズ2枚、試料サンプル、取扱説明書が入っています。
ライトボックスのLED照明を使うには、別売りの単4形アルカリ乾電池2本が必要です。
充電式電池は電圧が低くて使用できないのでご注意を。
電池をセットするにはドライバーを使って電池ケースのネジをゆるめます。
電池を入れてセット完了。スイッチを入れて点灯することを確認します。
スイッチと反対側の側面にあるピント調節ダイヤルを回して、スマホ台を少しあげておきます。
カメラモードにしたスマホを本体にのせます。
スマホのカメラレンズが「スマホde顕微鏡」のレンズ位置の真上になるように調整します。
レンズの下に試料サンプルをセットしました。
試料サンプルはコットン・シルク・ウールの天然繊維3種類を観察できます。
スマホの画面がぼやけるときはピント調節ダイヤルをまわしてピントを合わせます。
肉眼で見るのとは全然違いますね。
ピントが合ってキレイに見えるとテンションが上ります。これは子どもたちも喜びそう。
どんな顕微鏡写真が撮れるの?「スマホde顕微鏡」で食卓塩を観察してみた
準備ができたので食卓塩をガラスプレートにのせて子どもたちといっしょに観察してみました。
中間倍率のレンズプレートBで撮影した食卓塩の写真がこちら。
子どもたちは「宝石みたい(小4女子)」「ビーズだー(小1女子)」と驚いていました。
高倍率のレンズプレートCで撮影した食卓塩の写真がこちら。
高倍率のレンズプレートはピントがなかなか合わず、ようやく撮れた写真です。
周辺部が暗く見えにくくなるのは、スマホのカメラが広角レンズであるためにおこる現象だそう。
子どもたちには観察の感想を記録させて、そこに顕微鏡写真をプリントして貼り付ければレポートが完成!
好奇心が止まらない!「スマホde顕微鏡」でいろいろと観察してみた
厚みがあるものを「スマホde顕微鏡」で見るときや、最も倍率が低いレンズプレートAを使うときはライトボックスを外して使います。
これは、ライトボックスを外してレンズプレートAで観察した小石の写真です。
娘が川辺で拾ってきた小石が神秘的に見えます。
一方こちらは・・・なにを撮った写真だと思いますか?
実はこれ、消しゴムのカスなんです。
高倍率のレンズプレートC+スマホ側のカメラも2倍ズームで撮りました。
こんな感じで身の回りにあるものをどんどん観察したくなるので、顕微鏡写真を撮るだけでなく顕微鏡で観察する前の写真も撮っておくことをおすすめします。
「スマホde顕微鏡」は、スマホの画面で顕微鏡画像をみんなで見られるのが楽しいし盛り上がります。
親子でいっしょに観察できると、その場で感想を言い合えるから「気づき」も増えるようで、小学4年生の長女はたくさん書き留めていました。
小学1年生の次女も姉を真似てメモをとっていましたが・・・自由研究のテーマとしては難しすぎたかな。
スマホは、ちょっと大きめの「iPhone7Plus」でも問題なく使うことができました。
カメラアプリが使えるスマホならOKなのでOSのバージョンアップや買い替えも安心!
今回は調味料や食べ物を中心に観察したけれど、テーマを変えれば来年の自由研究にも使えそうです。