iPhoneで使える写真とカメラの小ワザが丸わかり!iOS11でライブフォト編集や便利なアルバム操作もできるように…

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当記事に記載の内容は執筆時点の情報に基づきます。
価格およびサービスの変更や終了など最新の情報とは異なる場合があることをご了承ください。

当ブログでは4年前のiOS7以降、新しいiOSがリリースされる度に”写真”に関する新機能を紹介してきました。
今回は、2017年9月に登場したiOS11で使えるようになった新機能をまとめて解説します。

iOS11写真の新機能

「Live Photos(ライブフォト)」の改良や写真・動画の軽量化「HEIF・HEVC」の他にも注目の新機能がありますよ。iPhoneユーザーなら知っておくと役立つはず。

一部の機種は利用できない機能もあるので、iPhone・iPad・iPod touchのデバイス別の利用可能な新機能一覧をご覧ください。

iPhone 7Plus iPhone 8/8Plus iPhone XiPhone 7 第2世代iPad Pro (10.5/12.9インチ)iPhone 6s/6sPlus iPhone SE 左記以外のiPad Pro iPad(第5世代)iPhone 5s iPhone 6/6Plus iPod touch(第6世代)iPad Air(全モデル) iPad mini 2/3/4
1.Live Photos※1※1
2.メモリー
3.ピープル
4.GIFアニメ再生
5.スクリーンショット編集
6.画面収録
7.ドラッグ&ドロップ
8.アルバムに追加操作
9.マークアップ
10.フィルタ加工
11.モバイル通信同期
12.QRコード読み取り
13.ポートレートモード撮影××××
14.HEIF/HEVC撮影×××

※1 Live Photos(ライブフォト)の撮影はできません。

動画付き写真の楽しみ方が変わる♪Live Photos(ライブフォト)編集機能が強力

「Live Photos(ライブフォト)」の動画を再生するには画面を長押ししなければならず、編集することもできませんでした。
でも、iOS11からは動画をもっと簡単に楽しめるようになります。

iOS11「Live Photos(ライブフォト)」新機能

編集画面で動画の長さを変更したり、
音声を消したり、
好きなシーンを静止画(サムネイル)として切り出したり。

iOS11「Live Photos(ライブフォト)」新機能

さらに、ライブフォトの動画部分を自動で連続再生する「ループ」、逆再生する「バウンス」、スローシャッター写真をつくれる「長時間露光」をワンタップ操作で選ぶことができます。

iOS11「Live Photos(ライブフォト)」新機能

「ループ」や「バウンス」のエフェクトをかけると「アニメーション」のアルバムに、「長時間露光」のエフェクトをかけると「長時間露光」のアルバムに自動分類されます。

テーマが増えて性能アップ!自動アルバム作成「メモリー」

日時や場所、人物でまとめられていた「メモリー」がより多彩に。
iOS11では「ペット」「赤ちゃん」「結婚」「スポーツイベント」といった10種類以上のテーマにあわせて写真・動画のスライドショーやアルバムを自動で作成します。

私のiPhoneでは「海辺で」「気の向くまま」という「メモリー」ができていました。
「気の向くまま」って・・・なんでしょう・・メモリーの機能を形容しているんですかね。

iOS11で自動作成された「メモリー」

「メモリー」のスライドショー・ムービーは横構図でつくられていましたが、
iOS11では縦構図へ作り変えることができるようになりました。

iOS11の写真「メモリー」新機能

iPhoneは縦構図の写真が多いので、これは嬉しいですね。

人物の写真・ビデオを自動でタグ付けする「ピープル」もさらに賢く

「ピープル」はサムネイルが大きくなり・・・

iOS11の「ピープル」新機能

顔認識のスキャン精度も上がっているそうです。

また、iCloudフォトライブラリを有効にしている場合、ピープルのアルバムも同期されます。
私はiCloudフォトライブラリを使っているので、「ようやく・・」という心境です。

ついにGIFアニメーション完全対応!自動分類&再生もOK

これこそ、まさに「ようやく」ですね。
GIFアニメーションを標準写真アプリで再生できるようになりました。

GIFアニメーションは自動で「アニメーション」アルバムに分類されるから、見つけやすさもUP。

すぐにメモを書き込める!スクリーンショット撮影にプレビュー&編集機能が追加

画面のスクリーンショットを撮影すると、左下に小さくプレビューが表示されます。

iOS11のスクリーンショット新機能

このプレビューをタップするとテキストや図形、手書きの文字を書き込むことができます。

OS11のスクリーンショット新機能

すぐにメモを書き込んだりできて便利ですが、私はスクリーンショットをよく撮影するのでプレビューは邪魔に感じてしまいます。
プレビューが表示されている状態でスクリーンショットを撮影しても、プレビューが映り込むことは無いんですけどね…。

コントロールセンターのカスタマイズでiPhoneの操作画面を録画可能

先に紹介した、iPhone標準写真アプリのGIFアニメーション再生画面はこの機能で録画しました。

iOS11ではPCを使わなくてもiPhoneの画面を録画することができます。
しかも、アプリのインストール不要
設定アプリを起動してコントロールセンターを選び、コントロールをカスタマイズで「画面収録」を追加するだけ。

iOS11の新機能「画面収録」

録画したいときにコントロールセンターを呼び出して「画面収録」ボタンをタップします。

iOS11の新機能「画面収録」

ドラッグ&ドロップの直感的な操作で写真・動画をアルバム間移動

写真や動画を他のアルバムに移したい場合、
「選択」ボタンをタップして写真を選んで「追加」ボタンをタップしてアルバムを選んで・・・と何度もタップ操作をしなければなりませんでした。
iOS11では、これをドラッグ&ドロップ操作でできるように!

iOS11では写真・動画をアルバム間でドラッグ&ドロップ

ドラッグ&ドロップによる移動は、マイアルバム(自分で作成したアルバム)間に限られます。
「カメラロール(iCloudフォトライブラリを有効にしている場合は、すべての写真)」や「お気に入り」「ビデオ」「セルフィー」などの標準アルバムからドラッグ&ドロップ操作はできません。

出力メニューから「アルバムに追加」できるように

写真・動画の詳細表示(1枚表示)画面で左下の出力ボタンをタップするとあらわれるメニューに「アルバムに追加」が加わりました。

iOS11新機能「写真や動画の詳細表示からアルバムに追加」

これまでは小さなサムネイルから選んでいましたが、iOS11では写真・動画を大きく表示した状態からアルバムに分類できます。

iOS11新機能「写真や動画の詳細表示からアルバムに追加」

さらに、AppleWatchユーザーに嬉しい「文字盤作成」も出力メニューに登場。
これまでの「iCloud Driveに追加」は「ファイルに保存」へリニューアルしました。

iOS11写真新機能

出力メニューに表示されない場合は、最下段のメニューを左へスワイプして「その他」をタップし、「アクティビティ」を表示して該当の項目を有効にしましょう。

「マークアップ」はデザイン一新で使いやすく!編集機能も追加

iOS標準の写真加工機能「マークアップ」はアイコンと画面デザインが大きく変わりました。

ペンの種類が増えて、吹き出しや矢印など図形・記号も追加できるように。
署名(サイン)も入れられます。

iOS11写真の新機能「マークアップ」

フィルタのバリエーションが9種類に

写真を彩るフィルタ機能も変化を遂げています。

iOS10は「モノ・トーナル・ノアール・フェード・クローム・プロセス・トランスファー・インスタント」の8種類でした。
iOS11は「ビビッド・ビビッド(暖かい)・ビビッド(冷たい)・ドラマチック・ドラマチック(暖かい)・ドラマチック(冷たい)・モノ・シルバートーン・ノアール」の9種類に。

カメラモードでは、シャッターボタンの上にフィルタを一覧表示します。

iOS11カメラの新機能「フィルタ」

Wi-Fi接続以外でもOK!iCloudフォトライブラリ&マイフォトストリームの同期が変わる

iCloudフォトライブラリやマイフォトストリームはWi-Fi接続のときしか同期できませんでしたが、モバイル通信でも同期できるようになりました。初期設定が有効になっているのでご注意を。

Wi-Fi接続で同期しているときも「一時停止」することができます。

これは便利♪標準カメラでQRコードを読み取り可能

標準のカメラアプリでQRコードの読み込みができるようになりました。

iOS11カメラの新機能「QRコード読み取り」

カメラでQRコードを捉えると画面上部の通知が表示されるので、これをタップすればOK!
シャッターボタンを押す必要はありません。
ロック画面からカメラを起動してQRコードを読み込むこともできますよ。

あれ?「ポートレートモード」で撮った後にも変化が…

新しいiPhoneの発表会で注目を集めた「ポートレートモード」撮影ですが、iOS11でも変化が。。。

iOS11写真の新機能「ポートレートモード」

これまでは「ポートレートモード」で撮影すると、背景をぼかした写真と通常の写真の2枚をカメラロールに保存していました。
iOS11でこれが一体化し、編集画面でポートレートモードor通常モードを選ぶことができます。

iOS11写真の新機能「ポートレートモード」

一体化しているのはiPhone内だけで、PCに読み込むときは2枚の写真となります。

なお、iOS10では「被写界深度エフェクト」というアルバムに保存されていましたが、iOS11では「ポートレート」とわかりやすくなっています。

14.撮りすぎても安心♪空き容量不足の救世主「写真・動画の軽量保存」

iOS11では、標準カメラで撮影した写真と動画の保存形式を、従来の「JPEG」「H.264」か、軽量化された「HEIF」「HEVC(H.265)」のどちらかを選ぶことができます。
ただし、iPhone7/7Plus,iPhone8/8Plus,iPhoneX,12.9インチiPadPro(第2世代),10.5インチiPadProに限られます。

iOS11の新フォーマット「HEIF」と従来のフォーマット「JPEG」の比較

保存形式の設定・確認は、設定アプリを起動し、カメラ > フォーマット の順にタップします。

iOS11の新フォーマット「HEIF」「HEVC(H.265)」

「高効率」は「HEIF/HEVC(H.265)」、「互換性優先」は「JPEG/H.264」となります。

最初は他のアプリへの影響が気がかりで躊躇していましたが、調べていくうちに不安が消え、今は「HEIF」「HEVC(H.265)」で写真や動画を保存しています。
その理由は別記事にまとめました。併せてご覧ください。

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