HEIF、HEVCってなに?heicとは?iOS11で選べるiPhone写真・ビデオの高効率フォーマットを大検証

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2017年6月、Appleが毎年開催している開発者向けイベント「The Apple Worldwide Developers(WWDC)」で、iOS11から新しい写真・ビデオの保存形式「HEIF」「HEVC」を採用すると発表。
当時は英語の文献しか見当たらず四苦八苦しながら調べて記事を書いたのですが、iOS11が正式に公開されてその全貌が明らかになったので、大幅に書き直しました。

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「HEIF」「HEVC」ってなに?heicとは?


高画質のまま軽量化した写真フォーマット「HEIF」と、その拡張子「.heic」


「HEIF」は「High Efficiency Image File Format」の略称で、直訳すると高効率のイメージファイルフォーマット。
高画質でありながらファイルサイズが小さい写真(画像)のファイル形式です。

iPhoneの標準カメラアプリで撮影した写真は「JPEG」というファイル形式で保存されます。


それが、「HEIF」形式に変わることで、ファイルサイズがほぼ半減。
軽量化しても画質は劣化せず、きれいなまま。

下の写真は、同じ被写体をほぼ同じ撮影条件で「互換性優先」撮影した写真(左)と「高効率」撮影した写真(右)の比較です。
解像度は4,032×3,024で同じですが、サイズは2.1MBから1MBに半減しています。

JPGとHEIFの比較
ちなみに、「HEIF」の読み方ですが、WWDC2017では「エイチ・イー・アイ・エフ」でした。
私は「ヘイフ?」と読みました…


「heic」は「HEIF」形式の画像ファイル名の後ろにある拡張子です。
「***.heic」という名前であれば、「HEIF」形式で保存されているということですね。

下の写真は、iPhoneからGoogleフォトにアップロードした「HEIF」の写真です。

heicはHEIF形式の画像ファイル名の後ろにある拡張子

高画質のまま軽量化した動画コーデック「HEVC」


「HEVC」は、「High Efficiency Video Codec」の略称で、直訳すると高効率のビデオコーデック。「H.265」とも呼ばれます。
コーデックは動画データを圧縮するために使われるプログラムです。

iPhoneの標準カメラアプリでビデオ撮影した動画は「H.264」形式を使っていますが、「HEVC(H.265)」は「H.264」よりも圧縮率が高いのに画質はそのまま・・・つまり、高画質でありながらファイルサイズが小さいのです。
「HEVC(H.265)」の拡張子は、「H.264」と同じ「.mov」です。

下の写真は、同じ被写体を、同じ録画時間(11秒)で「互換性優先」撮影したビデオ(左)と「高効率」撮影したビデオ(右)の比較です。
解像度は3,840×2,160と同じですが、サイズは65MBから30.8MBに半減しています。

「HEVC(H.265)」と「H.264」の比較
「HEIF」の写真も、「HEVC」の動画も、従来の形式より高画質でありながらファイルサイズが小さい(3回目)ということですね。

iPhone、iPadで写真・ビデオの保存形式を「HEIF」「HEVC」にするには?


iOS11では標準カメラで撮影した写真と動画の保存形式を、従来の「JPEG」「H.264」か、軽量化された「HEIF」「HEVC(H.265)」のどちらかを選ぶことができます。

ただし、保存形式を選べるのは「iPhone7以降、iPad Pro、iPad(2017年モデル)以降」の機種に限られます。

保存形式の設定・確認は、設定アプリを起動し、カメラ > フォーマット の順にタップします。

iOS11の新フォーマット「HEIF」「HEVC(H.265)」
「高効率」は「HEIF/HEVC(H.265)」、「互換性優先」は「JPEG/H.264」となります。

連写した写真は「HEIF」で保存されない?


カメラのフォーマットを「高効率」に設定すると、iPhone標準のカメラアプリで撮影した写真や動画は一部を除き「HEIF」「HEVC(H.265)」形式で保存されます。

「写真」「スクエア」「パノラマ」「ポートレート」で撮影した写真は「HEIF」形式、
「ビデオ」「スロー」「タイムラプス」で撮影した動画は「HEVC(H.265)」形式に。

「Live Photos(ライブフォト)」の写真は「HEIF」形式、動画は「HEVC(H.265)」形式で保存されます。

でも、「バースト」は「高効率」に設定していも「HEIF」形式ではなく「JPEG」形式となります。
「バースト」で撮った複数の写真の中からお気に入りだけを残しても「JPEG」形式です。

そして、「ビデオ」撮影中に撮った静止画も「JPEG」形式となります。

新フォーマットの写真・動画はiPhone以外のスマホやPCでは見られない?!


iOS10以前のiPhone・iPad・iPod touchや古いOSのMac(10.12以前)などの環境では、「HEIF」「HEVC(H.265)」形式の写真・動画を見ることができません。
ファイル共有サービス「Dropbox」の公式サイトに「HEIF」「HEVC(H.265)」のサポート状況がまとめられていますが、Windows PCやAndroidでも見られないようです。

でも、それは、「HEIF」「HEVC(H.265)」形式のままでデータをやりとりした場合。

アップル社が2017年6月のWWDC2017で「And of course, you can still share completely compatibly with others.」と断言した通り、「HEIF」「HEVC(H.265)」の写真・動画は自動で一般的なファイル形式に変換されるので問題なくシェアすることができます。

私は「LINE」でAndroidユーザーに「HEIF」の写真や「HEVC(H.265)」の動画を送信しましたが、無事に見られたようです。

LINEでHEIFの写真を送信

新フォーマットの写真・動画を一般的なフォーマットでMacやWindows PCに保存するには?


高効率で撮影した写真・動画をMacやWindows PCに転送(保存)するときは、
標準の設定アプリを起動して「写真」をタップして[MACまたはPCに転送]のセクションを確認しましょう。

「自動」にチェックが入っていれば、従来のファイル形式へ自動で変換されます。




私は高効率の「HEIF」「HEVC(H.265)」形式で撮影していますが、本当にファイルサイズが半減しているし、画質はきれいなままで驚きました。
特に動画は空き容量不足の一因だったので、サイズダウンに歓喜!
心配していた他のアプリへの影響など、互換性も今のところ問題ありません。

他にも「HEIF」「HEVC(H.265)」を検証しているので、後ほど追記します!

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